過去の暴落時に何があったのか知って、今後の自分に相場の変化に気づく能力がつけば嬉しい。
さて、日経平均株価指数の1日での株価下落率は10%を超えると大暴落と言って良いっぽいが、中・長期で考えれば、どれぐらいの期間下がったのかを理解していと思って調べたところ、↓のような結果だった。
日経平均株価下落率ワースト
Black Monday
1日下落率:-14.90%(1987年10月20日)
※Black Mondayで米国のダウ平均が1日で約22%下落
ITバブル(下落期間:36ヶ月)
99年から2000年までの足掛け2年間に亘って株価が異常に上昇したが、2001年には完全にバブルは弾けた。36ヶ月で下落率−64%
リーマンショック(下落期間:15ヶ月)
1日下落率:-11.41%(2008年10月16日)
15ヶ月間で下落率-62%
※リーマンブラザーズが経営破綻がきっかけで、1ヶ月後に1日の下落が10%を超え。
コロナショック(下落期間:1ヶ月)
1日下落率:-10.55%(2011年3月15日)
※コロナニュースは1月から徐々に始まり2、3月につれて日々拡大した記憶が残っている。1月17日から計算すると、約30%の下げ幅。
株価下落の前兆
信用評価損益率
-信用評価損益率から読み取れる可能性有
-信用取引をしている投資家が、どれくらい含み損益を抱えているかを表す数値
-数値がプラスであれば含み益、マイナスであれば含み損
-信用評価損益率はマイナスの値を示すことが多く0%〜-20%で推移
-信用評価損益率がプラスになることは珍しく、プラスに近づくと相場はすでに天井圏
-信用買い方の評価損益率が-10% を下回ると「追証」が発生する水準
-20%前後で底入れの目安、反対に0%に近づくと天井圏に達したと見なされる
下落時の投資指標
PBR(株価純資産倍率)
株価の下落局面で威力を発揮する投資指標が存在し、
日経平均のPBRは0.81倍(加重平均)を下回ったことがないらしい。
リーマンショックで0.81倍、
コロナショックで0.82倍、
東日本大震災で0.9倍
2、3年に1度は訪れる暴落ではPBR1倍程度で下げ止まり、その後は上昇に転じているとのこと。
いくつかの記事を参照していますが、図はこちらの記事を参照させてもらいました。
感想
-最悪なケースでは下落率が60%, 下落期間は約3年間
-どんな大暴落でもPBR 0.8倍程度が歴史上の下限
- -10%を下回ると『追証』が発生してくる水準、連続して追証が発生してくると急落局面につながる可能性有。-15% - -20%を下回ると相場は底入れし上昇に転じ、-3%- -5%に近づくと天井圏とし、相場全体が頂点と判断されやすい。
過去を調べるのに時間をとり、現在がどの数値なのかまだ調べられてない!
後日、現在はどの数値なのか調べてみる!
ただ、この結果を見ると、下落時にもポジションを高く取っている自分が、怖いもの知らずだなぁーと怖く感じる。今年は投資に良い時期で良かった。
現在トータルではプラスだけど、マイナスな銘柄は損切りするか、プラマイゼロぐらいで一旦減らすか。。。
今年は上げ相場だから損していなかったと割り切って、明日からの相場に望みたい。